「サステナブル」がこれからのコーヒー市場を盛り上げる。
近年、あらゆる事業者や消費者が向き合うべきテーマとなっているサステナブル。
もちろんコーヒー市場も例外ではありません。すでに実践しているという方もいれば、
「何から手を付ければよいか分からない」という方もいるのではないでしょうか?
今回はコーヒーとサステナブルの関係について、UCCの担当者がお答えします。
■サステナブルな取り組みは難しい?
そもそも「サステナブル」とはどういう意味なんですか?
UCC:サステナブルは日本語に訳すると「持続可能な」という意味になります。最近はさまざまな国や企業が「持続可能な社会の実現」を目指しています。
なるほど。でも、すごくいいことなのは分かるんですが、なんだか話が大きすぎて自分には関係がないような気がします。
UCC:地球環境の保護や社会的な不平等をなくすことを目指すアクションですから、難しく感じてしまうのは無理もないかもしれません。ですが、サステナブルな取り組みは、実は身近なところからでも始めることができるんです。たとえば、マイバッグを持ち歩くことでレジ袋を削減する。これもサステナブルな社会の実現に貢献する立派な行動なんです。
私も知らないうちにアクションしていました。それならハードルは低いですし、継続もできそうです。
■コーヒー市場におけるサステナブルとは?
私のようにカフェ経営をしている事業者にとってのサステナブルな取り組みは、どのような例があるんでしょうか?
UCC:たとえばプラスチックストローを廃止して紙ストローに変更するお店や、ストローそのものの提供を取りやめるお店が出てきていたり、カップの使い捨てを減らすために、マイボトルやタンブラーを持参した方に割引価格で提供する、という取り組みも増えてきています。
たしかにそれはサステナブルですね。私のお店でもすぐに実践できそうです。
UCC:少し大がかりな話にはなりますが、店舗の内装材にリサイクル素材やリサイクルに適した素材を使用しているお店もあります。その他、環境保護や公正な貿易、生産国での人権配慮などの理念の元でつくられた「認証コーヒー」を使用することも、サステナブルな取り組みにあたります。
どんなコーヒーを使用するかはもちろん、お店で使う資材や内装などもこだわっていく必要がありそうですね。
UCC:最近では、「植物性代替商品」として、「プラントベースフード」と言って大豆などの植物性の食材からなる食品を使用したメニューや、豆乳、アーモンド、オーツなどの「植物性ミルク」を使用する飲食店も出てきています。
聞いたことがあります!環境だけでなく体にも良さそうですね。
UCC:生活者にとっても、サステナブルは大きな関心事になっています。だからこそ、コーヒーを取り扱うお店もサステナブルな取り組みを意識することで、さまざまな方からの支持が得られるようになるのではないでしょうか。
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