カフェバーを開業する!経営を成功させるためのコツ

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カフェバーを開業する!経営を成功させるためのコツ

投稿日: 2018.06.11 / 更新日: 2018.06.11

飲食店経営の中でも、カフェとバーの2つの要素を合わせた業態が、カフェバーです。カフェバーの開業を目指すためには、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。今回は、開業資金や必要手続きなどの基本的なことをはじめ、カフェバーを経営する上で気を付けるべき点なども合わせてご紹介します。利益を増やすためのコツなど参考にして、ぜひあなたもカフェバーの開業を目指してください。

カフェバーを開業するための基本

カフェバーを開業するまでの流れ

1.事業・運営計画を立てる
カフェバーのコンセプトに沿った立地や内装、店舗面積などを考えます。同時に、資金調達の返済計画や経費、予算などを含めた事業計画と、来店人数や平均客単価などの予測を立てた運営計画も作っていきます。
2.物件探しや融資の手続き、内外装工事
3.各種申請や資格取得
4.メニュー開発、仕入れ業者の決定
5.スタッフ採用、マニュアル・資料作成
6.宣伝

店舗デザインやメニュー、スタッフのユニフォームなど、コンセプトに沿って総合的にコーディネートすることが、オリジナリティのあるカフェバーにするためのポイントです。

カフェバーの開業資金

カフェバーを開業するための資金には、店舗の家賃や内外装工事費、運営資金、設備購入費などが含まれます。カフェバーはセンスの良い店舗デザインも重要ですが、こだわり過ぎると必要な開業資金は膨らむばかりです。そのため予算を立てる際には、特に力を入れたい部分を決めるのがおすすめです。

開業資金を抑えるポイントは、居抜き物件(前店舗の内装や備品が残っている物件)を選ぶことです。厨房などがそのまま使えれば予算をグッと抑えられます。また、中古の厨房機器を利用したり、インテリアをDIYで作るなど、自分の特技を活かす方法もあります。

カフェバーを開業するために必要な資格&申請

【資格】
・食品衛生責任者
・防火管理者の資格&防火管理者選任届の提出(店舗収容人数が30名以上の場合)
【申請等】
・開業届(個人事業主)
・設立登記申請書、法人設立届出書など(法人)
・深夜における酒類提供飲食営業開始届出書(深夜0時以降に酒類を提供する場合)
・防火対象物使用開始届出書
・火を使用する設備等の設置届
・水質検査成績書(井戸水や貯水槽の水を使う場合)
・飲食店営業許可証

その他、労災保険や社会保険の加入手続きなどが必要な場合もあり、全て自分で行うと時間がかかるため、行政書士に手続きを依頼するのも選択肢のひとつです。

カフェバーの経営に必要なスキルは?

カフェバーの経営者になるなら、まずは経営スキルを身につけておく必要があります。売上や経営コストを管理するだけでなく、スタッフマネジメントやカフェバーの宣伝など、仕事はたくさんあります。できれば、飲食店の経営に携わるポジションで経験を積んでおきたいものです。

また、自身が調理も行うなら、調理スキルも求められます。教育機関で学ぶほか、飲食店で働きながら、食材の在庫管理などについても経験すると良いでしょう。さらに、バーテンダーの資格を取ったり、大会に出て入賞を目指したりすれば、カフェバーとしての魅力も増していきます。

カフェバーのメニューを考えるときのポイント

カフェバーのメニューは、ターゲットに合わせて考えることが大切です。例えば、ランチタイムにはOLをターゲットに、パスタやオーブン料理などのセットメニューを展開し、夜はバー利用客をメインに想定し、おつまみメニューを提供するなどです。バーを主として、食事やカフェをサブにするなら、手間がかからないメニューを設定して、スムーズに提供できるようにしましょう。プラスアルファで、こだわりの料理も何種類か用意しておくとオリジナリティが出ます。

カフェバーの売上をアップさせるためのポイント

カフェバー経営で利益を確保するコツ

カフェバーで利益を確保するには、原価率のコントロールをきっちり行うことが大切です。例えばポーションオーバー(レシピで決められている量よりも多く食材を使うこと)は、原価率アップにつながります。レシピを作る際には、野菜や肉のグラム数はもちろん、ソースの量なども細かく設定してください。

また、食材の廃棄ロスを減らすことも重要です。先に仕入れた(調理した)食材から使うことが原則のため、食品パッケージに賞味期限や開封日を記載したり、タッパー・バットなどに調理日付を書いたりして、正しい順番で使えるように管理しましょう。

カフェバーの客単価をアップさせるための工夫

料理にも力を入れているカフェバーでは、ドリンクの追加注文が少なくなる場合があります。特に、フードメニューとドリンクメニューを分けて作っている場合は、お客様がフードメニューばかり見て、ドリンクに注目が向かなくなってしまうケースも多々あります。そのため、接客スタッフが料理に合うお酒を進めるなどしてドリンクの追加注文を促すほか、フードメニューの横に、相性の良いドリンクをおすすめコメントとともに載せておくのも、効果的です。

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